カンボジア王国 基礎データ
※右は国王旗
首都:プノンペン
政体:立憲君主制
言語:クメール語
民族:クメール民族 人口の約90%がカンボジア人(クメール人)※一部、少数民族を含む
宗教:仏教(主に上座仏教)96.9%、イスラム教 1.9%、キリスト教 0.5%
面積:181.035 km2(日本の約2分の1弱)
人口:16.300.5万人(データブックオブ・ザ・ワールド 2018年版)
カンボジアはインドシナ半島の南部に位置し、東側はベトナム、北側はラオス、北西側はタイと国境を接する自然豊かな国で、国土の中央を流れるメコン河と西北部のトンレサップ湖周辺の平野が国土の約40%を占めている歴史のある国です。
1992年に世界遺産に登録されたアンコール遺跡群は、12~15世紀に勢力を誇ったアンコール朝が建造し、現在も多くの外国人観光客がその姿を観ようと訪れる国です。
19世紀末、列強によるインドシナ半島支配が拡大する中、1887年にフランス領インドシナに編入され、保護国として実質的に植民地化されました。
また第二次世界大戦中は日本軍が駐留するなどしたが、苦難を乗り越え第二次世界大戦後の1953年にカンボジア王国として独立しました。1970年代になるとアメリカの支援を受けた右派によるクーデターをきっかけに内戦状態に陥りました。
更に1975年に誕生したポル ポト政権により100万人以上の指導階級、知識人そして一般市民が大虐殺されるという悲惨な内戦時代を経て、1993年に立憲君主国家としてのカンボジア王国のノロドム シハヌークが国王として復活しました。
現在は、カンボジアの国民の多くが子どもや若者でとても街に活気があり、首都プノンペンには高層ビルや大手日系ショッピングモールが続々と建設され、農村地帯に大きな住宅街など商業施設を開発するなど経済面で発展スピードが著しく顕著な国です。